園長's EYE

18年08月06日

【履物を揃える】

自分の履いたサンダルだけじゃなく、
他のサンダルも揃える。

なぜ履物を揃えるのか・・・
それは、次に使う人が履き易いように揃えます。


トイレのサンダルが揃うと、
→ロッカーやかばんの中がきれいになる。
→おもちゃの片付けが出来るようになる。
→頭の中で考えていることが整理整頓される。
→判断力や行動力が育つ。
→思いやりの気持ちが育つ。
→身の周りも心も整う。


少し欲張りですが、『履物を揃える』ことでそんな子どもの将来を
見つめています。




18年08月28日

【何もないから何かを生み出す力】

反対の壁にあった小高いクッションを一生懸命押して
反対側へつけたと思ったら・・・
それがしたかったんだね。

高いところに手が届かない・・・、
そんな時、彼は部屋にあるものでそれを達成しました。

子どもは、生まれながらに興味関心好奇心があります。
そして、「したい、やりたい」気持ちを達成させるために
いっぱい考えて挑戦します。

『挑戦して→失敗して→考えて→工夫して→成功する』
私たちは園生活の中で「何もないから何かを生み出そうとしている」
そんな姿を応援しています。




ちょっとわかりにくいですがマットを踏み台にしています。




このおもちゃを使ってこれをしたかったんですね。

18年09月08日

【体験に勝るものはない】

1学期、ぶどう組の子どもたちは『ザリガニ釣り』に行きました。
初めての子ばかりで、最初は、「触れない」「こわいぃ」「できないぃ」とキャーキャー言っていましたが、
釣れ始めてからは、楽しくなってきて夢中になり、子どもによっては触ることが出来るようになりました。





「見たり」「聞いたり」(インプット)から学ぶもの多いですが、実際に「やってみる」「伝える」(アウトプット)
があるからこそ、「生きる力」(知識→知恵→応用:実際に使える力)になると考えています。

園外だから出来る体験と園内だから出来る体験を積み重ねながら、「生きる力や「非認知能力」を育てていきます。

18年09月12日

【目標とライバル】

子どもは、親や先生、地域の人たちとの関わりを通して成長する部分もありますが、
一番は、同学年の友達や自分よりも少し年上のお兄さんお姉さんの姿を見て大きく成長します。
そして、こども園では、少し上の「目標」と自分と同じ「ライバル」のいる環境が自然と構成されています。

今年度、こども園の最高学年はぶどう1組の子どもたちです。
いちご組、もも組、みかん組の子どもたちにとって憧れの存在になるはず・・・

しかし、今のぶどう組には子どもたちの目指す目標(めろん組)がいないのです。

そこで今回、ぶどう組の子どもたちの「目標」であるお兄さんお姉さんに会いに行くため、
豊四季幼稚園に行きました。





先生が伝えるより、実際に「目標」(年長)である存在を目にし、感じることで大きな刺激があったようです。
次回は、「ライバル」(同学年の子どもたち:年中)を感じるため、また出かけたいと思います。

これからのこども園の「目標」になるよう頑張れ!!ぶどう1組!!

18年09月25日

『環境』×『成長』×『変化』

私たち職員は、子どもの主体的な成長のために園のあちこちで日々『環境』づくりをしています。

例えば・・・
【episode1】1Fから2Fへ上がる階段の先にある踊り場では、






4月→何もない→子どもが自由に行き来して縦横無尽に遊んでしまう

5月~8月→くつ箱とパーテーションを使い出入口を設置→階段で遊ぶ子がいなくなりました

9月→設置してあったくつ箱とパーテーションを撤去→階段で遊ばない習慣ができていたのでほとんど遊ぶ子はいません

10月→扉を設置する予定です
    →大人の私たちが家庭と外(仕事など)で少し違うように
    子どもたちも家庭と外(園など)では少し違います。
    しかしそれは、子どもなりに小さな社会性が育っている証拠です。
    毎朝入れる社会性スイッチは、家の玄関を出てから入る子もいれば、
    園の玄関や保護者の方と離れた後で入る子もいます。
    扉の設置はそんな子どもたちの社会性スイッチを入れるためのものでもあります。
     
というように子どもたちの様子や保護者の皆様の利用される姿を見ながら、
子どもたちが主体的に『成長』ができるように、そして、保護者の皆様がより安心して
心地よくご利用できるよう日々考えながら園内のあちこちで『変化』が起こっています。

18年10月02日

海砂×川砂×山砂

感受性の豊なこの時期だからこそ
自然体験の中で身体の記憶にインプット
したい体験が出来る環境を構成しています。

海砂
海砂

川砂
川砂

山砂
山砂


砂にもいろいろな種類があります。
砂によって感触が違ったり、固まり方が違ったり・・・
遊びを通して知ってほしい感覚の一つです。

18年11月15日

滑りたい・・・

滑りたい・・・
「滑り台」を見たとき、子どもが感じるその想い。



小さな困難を乗り越える(問題解決能力)を遊びの中で
育てたいと考えているこども園の「滑り台」は簡単には
滑らせてくれません。



①階段がない。
②「滑り台」に行くまでに山がある。
③登りきっていざ滑ろうとしても滑らない。

滑りたい・・・という欲求を叶えるために
3つの葛藤を乗り越えなければなりません。

そのためには、
①登り方を考える。→四つんばい?雑草をロープに?滑り台の淵につかまる?
②登るルートを考える。→正面は急坂!裏は緩やか!
③どうしたら滑るか考える。→ダンボール?砂?・・・摩擦!!



子どもたちはいろいろ考え、そして、いつか「そうだったんだ!!」という発見に繋がります。

「したい」という『欲求』を満たそうとするために
「どうしたらいいんだ」という『葛藤』を乗り越えることで
子どもたちは日々成長していきます。

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